BLの魅力とは

ベーコンレタスの略称じゃないよ、ボーイズラブだよ。

私がBLというジャンルに毒され、もとい魅了されたのは5年前のことだ。
きっかけはあるがうまく説明できないので割愛するけど、ハマったが最後自分の持てる創作意欲とお小遣いの全てをそれにつぎこんだと思う。


よく色んな人に「男女じゃだめなの?」という疑問を投げかけられるが、答えはノーだ。あかんのや。

これは腐女子全体ではなくあくまで私の意見だけれど、まず第一に男女は生まれたときから特定の誰かとつがいになって子孫を残すように仕組まれているので、誰かを好きになったりする時少なからずその仕組みの影響を受けていることになる。(それなら地球上の男女は誰彼かまわず子孫を残すんじゃないのか、って言われたこともあるけど、人はよりよい遺伝子を残すためにえり好みする生き物なんだから誰でもいい訳じゃない。)

男同士はつがいを形成するようにできていないのだから、その上に生まれる愛情はとても澄んでいるんじゃないか、と思っている。あくまで二次元のはなしだからね、現実までそんな風には捉えていないからね。


BLの魅力の一つには「壁の多さ」が挙げられる。
少女漫画で男女が付き合うのは割と簡単だ。というか5巻くらいで絶対付き合うじゃんあいつら。
最初は中が悪くて、ちょっと気になり始めた所で気の強い、あざといライバル女子が現れて、それがさらに恋愛を加速させる、みたいな。
障害ライバル女子だけじゃん。あと進路。

告白して成功する確率なんてまずない。
ようやく付き合えたって親兄弟や友人にも言えない、堂々とデートも出来ない。普通のカップルの当たり前すら実現できないもどかしさ。それが愛おしい。
そして愛情が壁によって歪んでいく様を見るのも楽しい。
作品の中にはボーイズラブが認められた夢のような世界でちちくりあう様なものもあるが、私はそういうのは好きじゃない。



常に切なさが寄り添うBLが大好きだ。





何言ってんだこいつって思ったでしょ。