二年次の授業が楽しすぎる

タイトルの通りです。

今私は大学で動物看護を専攻していて、ようやく二年生になったところです。
どの大学も一緒なのか分からないけど一年次は一般教養(数学とか国文学とか)が多くて、まあ楽しいといえば楽しいんだけど眠たくなりがちでした。
もちろん「動物○○学」みたいなガチっぽい授業も沢山あったから毎日楽しんでたけどね。


二年生になると一気に実習や専門的な科目が増えて、急に忙しくなって大変ではあるけれど、好きなことがようやく山ほどできる!!と思えば辛くないです。
...嘘です。流石に5時間顕微鏡見ながらスケッチは辛いです。

今授業の中(座学)で好きなのは動物人間関係論です。
昨日はこの授業で「動物観」っていうのを扱ったんだけどそれがすごく聞いていて楽しかった。
国や宗教ごとに食肉文化や動物との関わり方がどう違うのかを勉強して、新しい知識を沢山得られた気がします。

話題なのだと捕鯨とか、犬を食べる国の話とか、あとはペットの扱い方とか。
特にペットとの関わり方についてはびっくりすることも多かったなぁ。

例えばペットを手放す時、日本は捨てたり保健所に持って行ったりするのが一般的だけど、西洋人は飼い主が病院なり施設なりに連れていって安楽死させるんだって。
日本人は「殺すのは可哀想だから、捨てて自然に返せばなんとか生き残ってくれるかもしれない、拾ってもらえるかもしれない。」って考え。
西洋人は「捨てたらこの子が生きるには過酷な道しか残らないのだから、自分が責任を持って殺す。」
っていう考えなんだって。

どっちもどっちだなぁ...と思いながら聞いてました笑
ペットとして育てられた動物が突然自然に帰ったところでそう都合良く順応出来ないのだから、日本人の可哀想っていう考え方は直接的な死から目を背けているし、かといって安楽死は人間のエゴな気もする。

ただ日本のやり方は外来生物を増やす結果になったりするので良いとは言えないわ。

とにかく最期まで責任持って飼いなさいよって感じだけどね。


あ、関係ないけどペットが死んだ時お墓をたてるのは日本特有で、西洋人がこれをやり始めたのはつい最近のことなんだって。


日本と、日本以外の国々の文化を知って、私はやっぱり日本人でよかったと思いました。

仮にキリスト教が言うように動物も植物も神が人のために与えたものだったとしても、「いただきます。」と感謝できる国に生まれて良かった。