極寒と発寒とすすきの

北海道旅行2日目は札幌市内を観光した。
雪の多いこの街は地下がものすごく広い。
地上はだだっ広い道路を車がビュンビュン走っているばかりで、人はあまり居ない。雪の多い日は数分外にいるだけで雪まみれになってしまうので(実体験)、車以外の交通手段は基本地下街を歩くか地下鉄に乗るかのどちらかなんだと思う。

f:id:charcoalmaker:20140323235308j:plain

宿泊したホテルの最寄りは豊水すすきの駅。この日はここからさっぽろ駅まで寄り道しながら徒歩で見てまわった。
鉄道使っても良かったんだけど、観光スポットまでそう遠くなかったし何より札幌市営地下鉄は運賃が高い。父によると赤字らしい。
初乗り200円。歩いて10分の距離を200円払って移動するのがなんかもったいない気がした。

f:id:charcoalmaker:20140324083901j:plain

しかし、この地下鉄の電車はタイヤで走っていて電車と言いつつバスに近いというちょっと珍しいやつなので一度乗って見るのはオススメ。「ガタンゴトーン」って音がしないんだ。


昼間のすすきのは閑散としていた。
夜になるとあんなにギラギラして歌舞伎町みたいなのに、みんなどこ行ったんだろう。
すすきの駅から地下に潜り、地下街で30分ほど迷子しつつなんとか大通り駅まで辿り着いた。出口が1から37まであるんだもん。迷うよ...。

大通り公園にあるテレビ塔に到着。
展望台まで登ったはいいが雪で空は真っ白で見通しも悪く絶景とは言えなかったけど、そのぶん雪の凄さを実感した。雪雲は厚いし、雪の粒が小さいので真っ白な砂埃が舞ってるみたいだった。


その後雪の上をずんずん歩いて時計台へ。
f:id:charcoalmaker:20140325003559j:plain
時計台は昔札幌農学校の演舞場として使われていた建物で、130歳くらい。
農学校だった場所は時計台を残してみんなビルになっちゃったので、なんだか取り残されたようにも見える。

次に行ったのは旧北海道庁
ここが一番好き。
多分私は明治っぽい建物がすきなんだろうなぁ。
外観もさることながら、中に入るとシーンとした廊下に床板を踏む音が響く感じとか真っ赤な絨毯とかガス灯とかもう大好き。
f:id:charcoalmaker:20140325003628j:plain
現在は資料館として開館している。
このあたりでようやく持っていたカメラの絞りの調節の仕方を理解して、狂ったように写真をバシャバシャ撮っていた気がする。

この後北大植物園に行こうと思っていたけれど、なんと春まで休館だそうで、仕方がないので一度も訪れたことのなかったJRさっぽろ駅に入ってみた。
中は百貨店になっていて、大手雑貨店や洋服屋が並んでいた。
ちょっと驚いたのは、無印やタリーズに長蛇の列が出来ていたことだ。
そんなん有り難がらなくても....と思ったが、考えてみたらここに着くまでに東京に腐る程あるカフェや雑貨店をほとんど見なかったので納得した。
そしたらきっと私だって並ぶわw

15:00から父の合唱コンサートを聞きにいく予定があったのでここで観光は終了。


時計台も道庁も、何度も来ているはずなのに行きたくなるのはなんでだろう。


またね