あるカップルの話

私が働いているバイト先の新入社員で、年下の女の子(学生)と付き合っている方がいるんだけど、その彼女の事で色々とお悩みらしい。


彼が言うには


・彼女が妹のようにしか思えない
・子供っぽい考え方に腹が立つ


とのこと。

一足先に社会に出て多くの経験を積んでいった彼にとって、学校から守られて、青春真っ盛りの彼女はまだまだ子供なんだって。


ここまで彼の話をふんふんと聞いていたが、ふと、


「そういえば私は学生で、彼氏は春から社会人だわ。」


と気付いてもうた。



年齢差のあるカップルでも精神年齢が同じ位なら大きな不和は生まれないんじゃないかと思っていたが、「社会人かそうでないか」の差は結構でかい気がする。

ただでさえ平日働きづめの彼氏が土日まで仕事をしていたら、さみしさを理由に駄々をこねる彼女もいるかもしれないし、忙しい自分と、空きコマと休日がたっぷりある彼女とを比較して「学生はいいよなぁー暇で。」とか言い始める彼氏もいるかもしれない。



この差をどう埋めるのかって、それはもう理解しかないんじゃないか。
相手を自分の目線でしか見ることが出来ないとどんどん差が生まれてしまうだろうから、もっと色んな角度からお互いを見るべきなんだと思う。
私のことで例を挙げるなら、私も後期は空きコマが多いけれど、代わりに実習が始まるので遅い日は20時過ぎまで学校にいるし、動物実験もあるから精神的にしんどい日もあるのに「暇でいいよな」って言われたらきっと「社会人がそんなにえらいわけ!?」なんてことを考えかねない。そしてその反論の仕方はとてもガキくさいのだ。


そうなってしまったらきっと破綻だろうなぁ。



その社員さんはすでに新しい恋人を探しているところで、関係修復は望まないそうだ。



思わぬところでほつれたり、はたまた不思議な縁で結ばれたり、恋とか愛とかはいつまでたっても人を安心させてはくれないようです。