「嫌われる勇気」を読む勇気

私の性格の中でどうにかしたいのは、昔から何でもかんでも一番がいい所と、人から嫌われないようにビクビクしながら生きている所だ。

容姿でも成績でも絵や字のうまさでも、特に自分の得意分野になればなるほど一番になりたがって、努力してきたつもりだ。
それだけなら向上心のある人間になれそうなもんだが、問題は自分より上位の相手が現れると、「でも私はこうだから。」と言い訳を探したり、「ここは負けていてもここは勝ってる。」と相手のあらを探して話をすり替えて勝った気でいることだ。

嫌われない努力は常にしていて、そのためなら自分の意思は簡単に投げ捨てられちゃうので気がつけば自分の意思がどこにあるのかわからなくなる。
そういう所が嫌で先日バイト先の先輩に思い切って嫌なものを嫌だと言ったら後日シフトが重なった時に目も合わせて貰えなくなり、その状況に耐えられなくなってお腹を下した。私の胃袋はストレスに過剰反応してしまうのです。



そんなとき本屋でふと目にとまったのが

嫌われる勇気

という神が私に遣わした天使のような本。
まるで私の為にあるような本じゃないか....!と手に取ったが、いやはやどうしてレジまでの足取りが重い。買う気にならない。
なぜかって、だってこれ買ったら自分が嫌われるのが怖いのを書店員に知られちゃうし自分でも認めないといけないし...。などと言い訳をしてみる。
BL本を買った時のレジのお兄さんの顔の方がよっぽど冷徹なはずなのに


もう何度も本屋に通っては5分「嫌われる勇気」の前で買うか悩み、結局すぐ近くに置いてある別の書籍を買っちゃったりする。



だれか私に勇気をください。